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曇っている日曜の午後はお酒を

奇術師、大地を行く

「焼きそば」を好きな人もいるだろうし、嫌いな人もいると思う。興味のない人だって。あなたが思う「騎士」って、どう?

目を閉じて口笛を吹くあの人と紅葉の山
毎年、雨の多い梅雨の時期がお気に入りだ。
部屋の中は湿度が上がり外出すると濡れてしまうけれど。
理由として、幼いころに、雨の日に見た紫陽花がきれいで、その頃からこの花を楽しみに待っている。
長崎で知り合った、シーボルトとお瀧さんのあじさいデートの話をご存じだろうか。
オランダ人の中に紛れて来日した、ドイツ人のシーボルトが、紫陽花を見ながら「お瀧さんと同じくらい美しい花だ」と言ったそうだ。
雨の日に美しく咲くアジサイを見て何回も、お瀧さん、お瀧さんとつぶやいた。
しだいに訛って、紫陽花はオタクサと別の名を持つようになったらしい。

息絶え絶えで泳ぐ家族と冷たい肉まん
物語を読むのは大好きだけど、全部というわけではない。
江國香織の文章に凄く惹かれる。
もう何年も同じ本を読み進めている位だ。
登場人物の梨果は、8年同棲した恋人の健吾に別れを告げられてしまうが、その引き金である華子とルームシェアするようになるという奇抜な内容だ。
ラストは衝撃で、大胆な形だととれるが、最後まで読んだうえで振り返ると「確かに、そうなるかもしれないな」という感じがする。
それに、江國香織は、ワード選びや登場する音楽や、物など、魅力を感じる。
たとえば、ミリンダが出ればミリンダが飲みたくなるよう書いてあるし、べリンダ・カーライルや古内東子といったミュージシャンが出てくるとついCDをかけてしまう。
ワードのチョイスの方法が上手なのだろう。
また、ピンクグレープフルーツそっくりの月...という言葉がどこで生み出されるのだろう。
表現力に惹かれ、夜に何度も同じ江國香織の小説を読んでしまう。
好きな本との夜更けの時間が夜更かしの原因なのだと感じる。
ぽかぽかした木曜の昼は食事を
東京都で江戸の頃から賑わっている町が、隅田川に近い浅草。
中でも参拝客の多いお寺が浅草寺。
そこそこ近頃、浅草寺詣でに行ってきた。
久しぶりに行く東京浅草参り。
いっそう、自分自身の目で実際に直視し分かったのは、外国人のツーリストが多い事実。
世界中から観光客が集まる浅草だが、ちょっと以前よりどう見ても増えている。
というのは、世界一の総合電波塔、スカイツリー完成の影響もあると思う。
アジア方面からは、羽田ハブ化で便が良いという事で、そして、ヨーロッパ諸国やアメリカからは、着物や和装小物に憧れてやってくる旅行客が多数だと感じる。
とにかく、これからの未来も多くの外国人観光客が、やってくることを想像した。
日本の良さを見つけ、ぜひ楽しんで心に残る印象を抱いてほしい。
一方の私は、仲見世通りを思いっきり観光することができた。
お土産として有名な人形焼と雷おこしをたくさん買って、足袋や木刀も観賞させてもらった。
宝蔵門を抜けると、豪華絢爛な本堂が見えてきた。
この屋根の瓦はさびにくい性質を持つチタンを使って、改修工事を行ったそう。
本堂の観音様に旅の無事と平和を祈りしっかり御祈願してきた。
今年の頑張りが、これから先どこかで実りますように。

夢中で口笛を吹く母さんとぬるいビール
現在のネイルサロンは、スカルプなど、非常に難しい技術が使用されているようだ。
少しだけ安くしてくれる招待券をいただいたので店に行ってみた。
人一倍、色や雰囲気に対して、こだわってしまうので、決定するのに時間がかかった。
親指だけ特別にアートをしてもらって、その日は機嫌がよくなれた。
どしゃ降りの土曜の昼にカクテルを
「今日の夕飯はカレーよ。」
少年はお母さんが言ったその言葉を耳にした途端、無意識にガッツポーズをとった。
少年は学校から帰って、麦茶を飲みながらテレビを見ているところだった。
今日は格別に西日が強い。
窓際では風鈴がときおりチリリンと音を立てていた。
テレビでは、かつてのなつかしアニメを再放送していた。
今日のアニメは「一休さん」をやっていた。
こんな頭が良い少年がいたら、学校のテストは満点取るだろうな、と少年は考えていた。
でも、調理場からカレーのいい香りが漂ってきたとき、少年は一休さんのことなんて思考から消えていた。

夢中でお喋りする姉妹とオレ
太宰治の、「斜陽」は、休憩なしで読めると思う。
かつては育ちのいい御嬢さんだったかず子が、強くて負けない女性に変身する。
読むにつれて素晴らしいと思ってしまった僕。
この人のように、誰にも恐れない行動力と、意見を押し通す自我が終戦後は必要であったのかもしれない。
しかし、不倫相手の作家の家内からしたらウザいだろうと思える。
天気の良い仏滅の昼はお菓子作り
普段、自宅で個人的に行えるような働き方をして、稀に誘いがかかるとプロジェクトでの仕事に出る。
その何回かだけど、最強に面倒くさく感じてしまう。
この際辞めてしまおうなど。
参加すればやる気になるけれど、多くの社員に囲まれて、団体で業務をするのは大変だ。
そう親に話すと、気持ちは理解できるよ、と言って、クスクス笑っていた。

雲の無い月曜の夜明けに歩いてみる
ショップ店員さんって私には無理・・・など考えるのは自分だけだろうか。
勤務中、抜かりなくファッションを選ばないといけない。
私なんて、出張で働くときはスーツ着ればいいし、化粧もシンプルでそれでよし。
休みの日も、自分で納得する格好をすればいいし、在宅で仕事するときはTシャツにジーンズで大丈夫。
だから、きっと、ファッションにかかわる商売には、関われない。
服を買おうとしていると、店員さんがやってきて、服の説明や合わせ方を教えてくれる。
何度買い物に来てもそれに緊張してしまい、買わずに去ってしまう。
こういった部分も、店員さんって大変と思う大きな理由の一つだ。
どんよりした木曜の夜は立ちっぱなしで
最近、麻衣子と明日香と旅に行きました。
麻衣子と明日香は、私の学生時代の友人で、一緒に頑張った仲です。
しかも、力を入れていたのが旅行関係と英検だったので、旅行が趣味だという学生たちでいっぱいでした。
とくに、明日香と麻衣子を含む仲のいい6人で世界各国へ宿泊した思い出は忘れられません。
私はもともとそんなに仲のいい友達が多い方でもないし、それで十分だと感じています。
なので、めちゃくちゃ嬉しい言葉だけど、すぐ横で麻衣子が満足そうな雰囲気だったのも私のツボでした。

息もつかさず走る父さんと夕焼け
富士には月見草がよく似合うと言う名文を表したのは小説家の太宰治だ。
彼は、バスで、御坂山塊を越えて、現在の甲府まで行く途中だった。
同じバスでたまたま乗り合わせたお婆さんが「あら、月見草」と独り言を言う。
それに、振り返った彼の目に映ったのが、月見草、と、富士山だった。
富岳百景の一部のこの部分は、富士山を理解するときに欠かせない。
他にも文芸に出てくる、3776mの名山だ。
どこからどう見ても、おんなじように美しい形をしているために、八面玲瓏と言う形容が似合っていると伝えられる。
納得だ。
私が特に好きなのは、雪をかぶった名山、富士山だ。

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